中古マンション価格の高止まりが続いている。不動産調査会社の東京カンテイによると、6月の東京23区の中古マンション価格は1億2741万円(70㎡換算)。26カ月ぶりに下落したものの、前年同月より3割近く値上がりしている。
高騰する都内のマンションの中でも、資産価値が高いマンションはどこか。マンション情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインドのデータを基に、資産性の高いマンションをランキング化した。資産性を測る偏差値は、同社が収集した物件概要などのデータに基づき、建物の特性や立地、築年数、権利形態の安定性といった要素を客観的に評価し点数化したものだ。ここでは分析対象とした4万4846棟のマンションのうち、都内で偏差値の高い上位106物件を掲載する。
新築時に話題となったマンションが上位に
ランキング上位は港区に集中している。偏差値75以上の上位29件中、20件が港区だ。駅では六本木一丁目、麻布十番、月島、白金高輪、浜松町が目立つ。これらの上位物件の販売価格は、中央値で約3億5069万円(2026年1〜5月)に上った。
ワンノブアカインドの川島直也社長は「東京で上位にランクインするマンションは、新築時に大きな話題となったランドマーク的な著名物件であることが共通している」と話す。1位の「ワールドタワーレジデンス」(浜松町)、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」(虎ノ門ヒルズ)、「麻布台ヒルズレジデンス」(六本木一丁目)は、いずれもランドマークとなるような存在だ。
上位29件中19件が駅から徒歩3分以内だったが、「資産価値を測る偏差値は、駅からの単なる距離に依存するものではない」(川島社長)という。「売買単価の実績や乗り入れ路線、駅の規模といった市場の期待値を集約した『駅力』に加え、規模の大きさやタワー性といった建物特性から導き出される『総合力』が反映されている」(同)。
「総合力」:建物の特性(規模の大きさやタワー性、ランドマーク性)や市場の評価、立地の特殊要因(複合一体開発かどうか)など複数の要素を総合的に評価したマンションレビューの独自指標
「駅距離」:最寄駅への近さやアクセス利便性を評価
「駅力」:交通利便性や駅の規模、商業集積、街の将来性、取引単価などを評価
「分譲会社」:複数ある場合は主な会社名を掲載
「販売価格」:70㎡換算の価格。2025年、26年の1〜5月の平均坪単価(推計)をベースに計算。
(出所)マンション情報サイト「マンションレビュー」(ワンノブアカインド運営)
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