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「耳障りなCM」と酷評された過去、「トリビアの泉」や"虚偽表示"で炎上でも王者「伯方の塩」のシェアが伸び続ける背景

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伯方塩業 大三島工場 伯方の塩
伯方塩業の愛媛県・大三島工場(写真:伯方塩業提供)

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伯方の塩といえば、「は・か・た・の・しお」と男性がシャウトするサウンドロゴがおなじみだ。これほど有名にもかかわらず、このメロディーを誰が作曲して誰が歌っているか、伯方の塩を手がける伯方塩業内でもずっと「謎」として扱われていた。

このサウンドロゴは、今から約40年前にテレビCMを依頼した広告代理店がいくつか出した案のうちの一つであり、視聴者から作曲者や初代声優の問い合わせが増え、詳細を知ろうとした時には、その代理店は廃業。伯方塩業にも資料が残っておらず、特定する道は途絶えていた。

SNSをきっかけに作曲家と初代声優が判明

そうした中、転機があった。

「2019年5月、弊社がWeb限定で『二代目声優オーディション』を開催した時に、『じつは初代が誰なのかわかっていません』とSNSにコメントしたところ、じゃあ初代は誰なんだとネット上で大きな話題となったのです。そのニュースを見たのでしょう。作編曲家の浦田博信さんがTwitter(現X)上で、『作曲したのは間違いなく私です。歌ったのは、塩谷信廣さんという音楽家だ』とつぶやき、これがメディアで報じられました。我々もそのニュースをキャッチしたんです」(伯方塩業の石丸一三社長)

これを裏付ける確証は伯方塩業にはなかった。だが、創業50周年を迎えた2023年、「謎を謎のまま置いておかず、解明できるのだったらどんな細い糸でもたどろう」(石丸社長)と本格的な調査を開始。ついに作曲は浦田博信氏、初代声優は音楽家の塩谷信廣氏だと判明した。浦田氏は、「ノーベルVC3000のど飴」「メガネの愛眼」などCMソングも作曲している。

2023年11月4日、創業50周年のイベント「伯方の塩まつり」において、サウンドロゴの作曲者と初代声優の発表を行った。そこで、浦田氏と、塩谷氏の代理人である榎裕一氏に、認定の感謝状が贈られた。

しかし、40年間ずっと塩谷氏の歌声が使われていたわけではなく、1997年から2005年には紅白歌手・新浜レオン氏の父親で演歌歌手の髙城靖雄氏が歌っていた。現在は再び、塩谷氏の初代サウンドが使われている。

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