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明け方に襲われた「胸の異常」——もしや心臓病?
眠りが浅く、明け方まで寝つけなかったある朝のこと。
心臓がバクバクし始め、それが全身へと広がる感覚に襲われた。胸の奥にはチリチリとした「灼熱感」もあり、急激な不安に心臓が鷲づかみされそうになった。
そういえば最近、胸の調子がおかしかった。胸の鼓動が一拍つまずくような不整脈症状が、一日に複数回訪れていたのだ。
現在52歳。更年期障害かもしれないし、ストレスが原因かもしれない。だが、私にはどうしても「ただの更年期やストレス」で片付けられない重い背景があった。
すでに他界した母は54歳のときに狭心症にかかり、姉は53歳で心不全で亡くなっている。
「もしや私も心臓病なんじゃ……」
ネット検索すればするほど、症状すべてが心臓病に行き当たる気がして、不安が雪だるま式に膨れ上がる。万が一のことがあってからでは遅い。早速、不整脈専門クリニック「東京ハートリズムクリニック新宿」へと駆け込んだ。
極度の緊張でガチガチになりながら診察室のドアを開けると、満面の笑みを浮かべた井上健司院長が座っていた。

