JR西日本は2026年度から2028年度にかけてN700Sを10編成導入する予定だ。それによって、現行の「のぞみ」として運行しているN700系が「ひかり」や「こだま」に充当される。すると、玉突きのようにN700系と入れ替わる形で、「こだま」で運用されている500系が運用から外れる。倉坂社長の言に従えば、そのタイミングが2027年1月ということになる。
「ただ」と、倉坂社長は言葉をつないだ。「500系は定期列車としての運行を終了しますが、その後しばらくは臨時列車としてお楽しみいただける機会を設けます」。定期運行終了後もイベントなどの臨時列車で運行するほか、車両運用上の都合で、一部区間で定期列車として運行する場合があるという。
500系の完全引退は「7月」
「ファンのみなさまが分散して、ゆっくりとお別れの機会を楽しんでいただけるよう、記念の企画を多数用意させていただきました」(倉坂社長)。現状では今年7〜8月のイベントしか発表されていないが、それ以降も2027年7月まで、多くのイベントがあるということなのだろう。完全な引退は2027年7月とのことだ。
つまり、500系については2027年1月と7月、2回の引退があるわけだ。最近ではJR東日本の寝台特急「カシオペア」が2016年3月に定期列車として引退した後、数年にわたって臨時列車として活躍し、2025年に完全引退したという例がある。カシオペアの引退は2度にわたって大きな盛り上がりを見せた。500系もこうした前例を参考に、ファンの期待に応える2段階の引退ロードマップを描いたとみられる。

