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日本人の「戦争のイメージ」はアップデートされているか?音速超えで着弾する現代ミサイルの本当の恐怖

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ロシアのウクライナ侵攻で破壊された建物
ミサイルという兵器の威力に対する日本社会の認識は正しいのでしょうか(写真:Svitla_Shek/PIXTA)

INDEX

北朝鮮のミサイル発射やウクライナ侵攻が報じられる中、私たちの防衛意識はほとんど刷新されていません。Jアラートが鳴り、しゃがんで頭を抱えるだけの訓練に漂う圧倒的な違和感。本稿では『戦争を甘く見る空気 1930年代と似た道を進む現代日本』より一部抜粋のうえ、その裏に潜む、政府の「ある思惑」を解説します。

日本人はミサイルの威力を甘く見ている

国民が自国の安全保障政策について、適切な評価を下すためには、戦争や紛争についての基本的な知識を身につける必要があります。

現代の日本人は、戦争や紛争についての基本的な知識を身につけた上で、最新の情報でそれを随時アップデートできているでしょうか? 

残念ながら、そうはなっていないように思います。

例えば、ミサイルという兵器の威力に対する日本社会の認識ひとつ見ても、実際の恐ろしさを正しく理解しているようには思えず、むしろ甘く見ているように感じます。

2017年3月17日、日本政府は秋田県および男鹿(おが)市と共同して、弾道ミサイルを想定した住民避難訓練を行いました。これは、前年の2月から北朝鮮が繰り返し日本近海に向けて、あるいは日本列島を超越する形で行った、弾道ミサイルおよびそれに類すると判断できる飛翔体への対処措置として行われたものでしたが、その内容は住民の生命を守るという目的に照らすと、きわめて貧弱で、実際の効果は疑わしいものでした。

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