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自衛隊・米軍施設の「隣」を外国人が買う現実…取得の48%は中国、市ヶ谷が「丸見え」のタワマンという安全保障の穴も

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「外国人不動産」問題
自衛隊の基地に近い不動産を外国人が購入しているケースも…(写真:モミアゲ / PIXTA)
  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー
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インドの南東のインド洋上にスリランカという島国があります。以前はセイロンと呼ばれ、日本では紅茶の産地として知られた国です。島の面積は6万5000km²、日本列島(37万8000km²)の約6分の1、台湾(3万6000km²)の1.8倍ほど。人口は2204万人で、台湾(2342万人)とほぼ同じになります。スリランカと言えば、インドのおまけのように思うかもしれませんが、民族が異なり、国民の4分の3をシンハラ人が占める独立国家です。彼らはシンハラ語を話し、仏教を信奉しています。

私がこの国を訪れたのは2017年の10月のことでした。ドバイ出張の帰りに立ち寄ったわずか3日間ほどの滞在です。ドバイは、基本的には酒類を提供しません。出張中はホテル室内など限られたスペースでしかお酒を口にできなかった私たちは、スリランカ滞在で存分に飲めると期待して空港に降り立ちました。

ところが、到着した当日は仏教行事で定める禁酒日。敬虔な仏教国であるスリランカの仏教行事に該当したらしく、この日、街中はおろか、外国人が宿泊するホテル内でもいっさいお酒を販売・提供しない日だったのです。辛党にとっては厳しい歓迎となりましたが、滞在中はコロンボ出身の建築家ジェフリー・バワの建設した建物、特にホテルを中心に見学する機会に恵まれ、深く濃いジャングルのなかに自然と溶け込むように佇む彼の作品群に触れる貴重な体験を得ることができました。

いっぽうでコロンボ市内を歩くと、蓮をかたどったような奇怪な形状をしたタワーやオフィスなどの新しい建物が林立している光景に出くわしましたが、ガイドの方によると、その多くが中国資本あるいは中国資本からの借り入れにもとづいて建設された建物だということでした。

「債務の罠」「真珠の首飾り」は対岸の火事か

スリランカは1983年から2009年までの間、長い内戦の歴史を抱えてきた国ですが、内戦が終結すると、これまでは最大の支援国だった日本に代わり、中国との関係を深めるようになり、社会インフラの多くを中国からの支援を元に整備するようになったとのことでした。

滞在中、私はバワの設計で有名な国会議事堂に車を回してもらって見学をしたのですが、それはこの建物の設計に、バワの弟子として私の知り合いの建築士の方がかかわっていたからでした。そうした日本との深い関係もだんだん中国に代わっていくのかという感慨に耽ったのですが、同じガイドの方は顔をしかめて私にこんな話をしてくれました。

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