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「日本一の小売店」に選ばれた《岐阜の山奥スーパー》の正体 "百貨店仕込みのデパ地下風"だけではない独自の秘策

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スーパーやまにし 西尾真朋 4代目店主
4代目店主の西尾真朋さんと妻の夏子さん。夫婦二人三脚で店を支えている(写真:筆者撮影)
  • 永谷 正樹 フードライター、フォトグラファー

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岐阜県の山奥にある小さなスーパー。一見、何の変哲もない地方スーパーに見えるが、じつは2023年2月、全国の小売店を対象としたコンテストで最高賞の「農林水産大臣賞」を受賞した「日本一のスーパー」だ。

この「スーパーやまにし」は1930年創業の家族経営のスーパーで、現在の店主は4代目に当たる。

親しみやすさと洗練された空気が同居

店内に入ると、地方スーパーらしい親しみやすさと、セレクトショップのような洗練された空気が同居していることに気づく。

自家製のみそやたまりしょうゆ、岐阜県の郷土料理「鶏(けい)ちゃん」(鶏肉とキャベツを、濃いめのみそ・しょうゆだれで炒めた料理)が並ぶ一方で、大手スーパーでは見かけないパンやソーセージ、アイスクリームなど全国から集めたこだわりの商品も並ぶ。これらはすべて、4代目店主の西尾真朋さんが実際に食べてみて、自信を持って薦められるものだという。

岐阜県中津川市付知町にある「スーパーやまにし」。地元客に加え、県内外からも多くの買い物客が訪れる(写真:筆者撮影)
自家製たまりしょうゆを使ったオリジナルの「鶏ちゃん」。道の駅などでも販売される看板商品へと成長した(写真:筆者撮影)

店のモットーは、「付知の食に喜びを 付知の食で悦びを」だ。

「みそやたまりしょうゆ、鶏ちゃんなど付知ならではの食で地元以外の方に喜んでいただくことと、地元の方の食に彩りを提供させていただくこと。その2つの意味があり、食べることが楽しくなる店を目指しています」(西尾さん)

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