説明が下手な人ほど、出来事を起きた順番に話そうとします。
たとえば、仕事でトラブルが起きたとき、次のように説明する人がいます。
一見、丁寧に説明しているように聞こえます。
しかし、聞き手からすると、最後まで聞かないと何が問題なのかがわかりません。
急ぎなのか。誰の判断が必要なのか。すでに対応済みなのか。これから何をすればいいのか。聞き手が知りたいことの要点が、なかなか見えてこないのです。
話が長い人ほど「起きた順番」で話している
相手に瞬時に伝わる説明にするなら、まずは情報を整理する必要があります。
・何が起きたのか
・誰に関係するのか
・どこで、あるいはどの範囲で起きているのか
・いつまでに対応が必要なのか
・なぜ問題になっているのか
・どう対応すべきなのか、何を判断してほしいのか
こうした「5W1H」を押さえるだけで、説明はかなり変わります。
たとえば先ほどの報告なら、こう言い換えられます。
こちらのほうが、聞き手はすぐに状況をつかめます。「起きた順番」ではなく、「相手が判断するために必要な順番」で伝えているからです。
説明が下手な人は、情報を持っていないわけではありません。
むしろ情報を持ちすぎていて、その中から何を先に出すべきかを選べていないのです。

