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キャリア・教育

「で、何が言いたいの?」"説明が下手すぎる人"の残念な思考回路 「話が長いのに伝わらない人」の共通欠点は?

5分で読める
東大合格者が身につけた 一生使える「読み方スキル」
説明とは、相手が理解できる形に情報を並べ直すことなのです(写真:Lukas/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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私は現代文の授業で、生徒たちに文章を読むときの視点を繰り返し伝えてきました。

文章を読むときに大切なのは、ただ文字を追うことではありません。

・これは何について書かれているのか
・筆者は何を問題にしているのか
・どの部分が理由で、どの部分が具体例なのか
・どんな結論へ向かっているのか

こうしたことを整理しながら読むことで、文章の意味はつかみやすくなります。

これは、説明するときにも同じです。

伝わる人は「話す前」に情報を仕分けている

自分の頭の中にある情報を、そのまま相手に渡しても伝わりません。

・相手にとって必要な情報は何か
・先に伝えるべきことは何か
・あとから補足すればよいことは何か

この仕分けができてはじめて、説明はわかりやすくなります。

東大を目指すような生徒たちは、文章を読むとき、内容をただ覚えているわけではありませんでした。「これは主張だな」「これは理由だな」「これは具体例だな」と、情報の役割を見ながら理解していました

だからこそ、自分の言葉で説明するときにも、要点を外しにくいのです。

説明が上手な人は、話す才能がある人というよりも、相手に渡す前に、情報を整理できる人です。逆に、どれだけ多くの情報を持っていても、整理されていなければ相手には届きません。

何を、誰に、なぜ、いつまでに、どうしてほしいのか――。この問いを持つだけで、説明はずっと伝わりやすくなります

「読む」とは、「情報を受け取るだけの行為」ではありません。「情報を整理し、相手に渡せる形へと組み直す力」でもあるのです。

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