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不登校、目指すべきは学校復帰よりも社会復帰? 「みんな同じは無理」限界を悟った元教員が運営するフリースクールの日常

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子どもたちが工作、修学旅行での記念撮影、いちごタルトをつくったときの様子
不登校の子どもたちの受け皿となるフリースクールでは、どんな日常を送っているのか(写真:寺子屋TANQ)
  • 佐藤 智 ライター・教育コラムニスト
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学校をアップデートしていくと同時に、それ以外の場も築いていく――。「この両輪が必要だ」と市川さんは話す。

自分の目標に向けて「自己決定」を大切に

寺子屋TANQの「TANQ」は、「Try & Adventure for Next Quest(新しい課題へ向けた挑戦と冒険)」の略称だ。

「入会時、見学と体験をしっかり行い、そのうえで子どもが『寺子屋TANQに入りたい』という意思を示してくれた場合のみ、入学してもらう仕組みにしています。保護者が気に入っても子どもが乗り気でなければ見送ります。『自分が選んだ場所である』という自己決定を大事にしているからです」(市川さん、以下の発言も同様)

子どもたちが通うのは、月曜日〜金曜日の週5日、9:30〜16:00だ。寺子屋TANQでは活動を大きく3つに分けてバランスよく取り入れている。1つ目は個人で進める学びや教科学習、2つ目は話し合いなど友達と一緒に複数人でないとできないこと、3つ目は外部含め、いろいろな方と関わっていく学びだ。

寺子屋TANQの1日のスケジュール(写真:寺子屋TANQ)

子どもたちはスタッフと面談をして、「どうなりたいか」「どうありたいか」について話し合ったうえで、学びの基本プランを作る。「学校に通いたい」「バレエダンサーになりたい」など、目標は一人ひとり異なる。

朝の会にはスケジュールシートに「目標達成のために今日一日をどう過ごすか」を書く。そして、帰りの時間には1日の振り返りを行う。

みんなでものづくりや料理など、仲間と楽しみながら活動する時間もある。

左/みんなで「カレンダーづくり」、右/野外活動で体を動かすことも(写真:寺子屋TANQ)
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