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消えゆく「ディーゼル超特急」イギリスHSTの軌跡 最高時速200kmで半世紀、「日立製新車」に世代交代

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HST Intercity 125 East Coast
イギリスで長年活躍する高速列車「HST」。東海岸本線のインターシティとして走る姿(撮影:橋爪智之)
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2017年10月、800系は西部のグレートウェスタン本線で運行を開始し、同線で運行されていたHSTを置き換えた。2019年には東海岸本線でも運行を開始し、HSTの活躍の場は徐々に減っていった。

そして最後まで残ったのが、北部スコットランドのスコットレイルだった。

スコットレイルでは、北部の大都市エディンバラやグラスゴーから北側の路線を中心に現在も優等列車として最後の活躍を続けている。しかし2026年3月、これらの車両も余剰となっていた222系ディーゼルカーによって、2027年から2028年にかけて置き換えられることが発表された。

最後の活躍をするスコットレイルのHST(撮影:橋爪智之)

イギリス鉄道史に名を刻むレジェンド

実際のところ、HSTは現代の水準から見るとかなり陳腐化していた。高速列車ながらトイレにはタンクが設置されておらず、下水は線路へ直接排出されるという、日本では相当前に見られなくなった仕組みだ。ドアも、手動で開閉する「スラムドア」を採用していた。これらは改修されてはいたが、すでにノスタルジーに分類されるものでしかない。後継車両への置き換えは必然といえよう。

機関車がオリジナル塗装に復元されたグレートウェスタン鉄道のHST。50年にわたるHSTの長い活躍も終焉を迎えようとしている(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】イギリスの鉄道史に間違いなく名を刻むレジェンド、ディーゼル高速列車の「HST」。さまざまな鉄道会社のカラーリングでグレートウェスタン本線や東海岸本線など各地を疾走する様子、イギリスらしい歴史ある石積みの橋や美しい海岸線を走る場面など

今や都市間特急の列車種別名としてヨーロッパで広く使われている「インターシティ」の名前を世界的に広めた立役者であり、衰退していたイギリスの鉄道を蘇らせる救世主でもあったHST。間違いなくイギリス鉄道史に名を刻むレジェンドの歴史は、まもなく終焉を迎えようとしている。

【写真を見る】消えゆく「ディーゼル超特急」イギリスHSTの軌跡 最高時速200kmで半世紀、「日立製新車」に世代交代(30枚)
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