そんなパスタチェーンが、今、新たな展開を加速させている。
鉄板の上で出会った、サンマルクHDの“もう一つのパスタ”
南町田グランベリーパーク内のフードホール「Gathering Market」。その一角に、鎌倉パスタとは別の名前を掲げる店がある。「てっぱんのスパゲッティ」だ。
注文したのは「一枚ベーコンのカルボナーラ」。並盛300gで1090円という、良心的な価格設定だ。アヒージョも併せて注文する。
鉄板の上に大きなベーコン、熱々のまま提供される。商品としてのわかりやすさはある。
なぜサンマルクHDは、鎌倉パスタという看板ブランドを持ちながら、こうした別の名前のパスタ業態を広げているのか。その答えの一端は、同社の決算説明資料にある。
重点的に語られている派生業態として、「おだしもん」と「てっぱんのスパゲッティ」がある。
鎌倉パスタ業態について「派生業態の出店によるパスタ業態のポテンシャルの最大化」が掲げられ、おだしもんの高単価・女性客・モーニング需要。てっぱんの小規模店舗・フードコート対応とある通り、単なる店舗数の拡大ではなく、パスタという料理ジャンルを複数の業態フォーマットに分解して展開するという方向性と読める。

