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東海道新幹線、意外に知らない「指令所との通信手段」 主役は列車無線だがサポート役に「新たなツール」も

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東海道・山陽新幹線 総合指令所
東海道・山陽新幹線の総合指令所。巨大な表示盤に全線の運行状況が映し出される(記者撮影)
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バディコムの機能については2026年4月27日付記事(『鉄道で導入進む「通信アプリ」現場負担減らせるか』)を参照いただきたい。今や鉄道業界で導入が進むバディコムだが、初採用はJR東海だった。

乗務員の携帯電話がスマートフォンに切り替わるタイミングで、2018年7月にバディコムが導入された。今では運転士、車掌だけでなく、パーサーや警備員もバディコムのグループ通話で連携している。乗務員同士や指令との情報伝達が格段に効率化されたという。

IP無線アプリ「バディコム」の画面と新幹線の総合指令所(記者撮影)

忘れ物や急病人、どう対応?

たとえば車内に急病人が発生したとき、列車無線とバディコムをどう使い分けるか。伊藤さんによれば、「まず乗務員が列車無線で指令に連絡して状況を報告します。その後は『乗務員さんわかりました。私もグループ通話に入るので、ここからは現地(急病人がいる号車)で対応してください』という流れになります」。

総合指令所と列車のやりとりは1日平均でおよそ250件。多いときには450件くらいになるという。中でも多い内容は遺失物に関する問い合わせ。「1日乗っていると、1〜2件はあるかなという感じですね」(江村さん)。

指令員が列車無線やバディコムで列車に連絡するのだが、車掌は車内を巡回していることが多いため、バディコムで連絡を受けるケースが多いという。バディコム導入前は、列車無線に車掌が出ないときは、音声を留守録に吹き込み、乗務員室に戻った車掌が留守録を聞いてから動き出すという流れだった。「今はタイムリーに情報が伝えられ、迅速に動いていただけますので、本当に便利になりました」(伊藤さん)。

【写真を見る】東海道新幹線、意外に知らない「指令所との通信手段」 主役は列車無線だがサポート役に「新たなツール」も(5枚)
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