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息切れなどの症状がだんだんひどくなって、死亡する。5年生存率は50%――。
そんな病気があることをご存じだろうか。新たな感染症やがんの話ではない。心臓病の一種「心不全」のことだ。高齢者の病というイメージがあるが、40代、50代の過ごし方で「発症するかどうか決まる」といっても過言ではない。
どんなことに気を付ければいいのか、心臓クリニックお茶の水院長の五十嵐健祐(けんすけ)さんに聞いた。
地味な症状がじわじわ
心不全とは、「何らかの原因があって、心臓の機能が弱っている状態」のことをいう。五十嵐さんによると、心不全の症状は地味で、ドラマで見るような「胸の激痛で倒れ込む」類いのものではないそうだ。
「息が苦しい、むくむ、疲れやすい、だるいといった症状が特徴です。これらは仕事の疲れや寝不足、あるいは加齢などによるものと区別がつきにくく、本人はたいしたことないと軽視しがちです」(五十嵐さん)
心不全による息苦しさは、階段を昇るときや坂道を歩くときに感じる。重症になると、平らな場所を歩く、靴ひもを結ぶといった日常生活の何気ない動作や睡眠中にも息が切れるようになる。
むくみは両方の脚に現れるのが特徴で、膝から下を中心に、靴下のあとがくっきりと残るほど。体にたまった水分のため、体重が数日で2~3キロ増えることもある。
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