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どこまでも自由になれる"究極のファンバイク"…第4世代になったドゥカティ新型「ハイパーモタードV2/SP」の超進化

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ドゥカティ「ハイパーモタードV2」(左)と上級機種「ハイパーモタードV2 SP」(右)(写真:DUCATI)
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スペック的には最高出力で従来型を6ps上まわるだけだが、排気量が小さくなったことで、より高回転型のキャラクターに生まれ変わっている。先代の950もトルクフルかつデスモ独特の瞬発力が魅力だったが、新型は最大トルクの数字が先代よりわずかに下がったものの、IVTにより低中回転域からフラットにトルクが立ち上がり、上は1万rpm以上まわしても途切れることがない。そしてアップ/ダウン対応のクイックシフター2.0が滑らかにパワーをつないでいく。

SP仕様専用のオーリンズ製サスペンションと鍛造ホイールの組み合わせは秀逸。切り返しは驚くほど軽く、それでいてフルバンク時には高い接地感と安定感をライダーへ伝えてくれる(写真:DUCATI)

SP専用に奢られた前後オーリンズとディアブロ・ロッソⅣコルサも実に良い仕事をしてくれた。コーナー立ち上がりでは極上のグリップ感とともに弾けるように加速。重量級のリッタースポーツがスロットルを開けられず逡巡しているようなコーナーの早い段階からでも、すぐにスロットルを開けていけるのだ。とくにモデナのようなタイトコースでは、コーナーの脱出の速さが際立っていると思った。

さらにブレーキもブレンボらしい柔らかい初期タッチで、レバーへのフィードバックもわかりやすいため、減速だけでなく繊細な姿勢制御も可能。車体の軽さも相まって、170mmのロングストロークを持つ倒立フォークの沈み込みを“人差し指1本”でコントロールできるのだ。これぞ、現代のドゥカティが到達した「扱い切れるエキサイティング」の極みである。

MotoGP並みの進入スライドも楽しめる!?

新型5インチTFTディスプレイを採用。4種類のライディングモード(レース、スポーツ、ロード、ウェット)を通じて、コーナリングABS、トラクションコントロール、ウイリー制御などを統合管理する(写真:DUCATI)
左ハンドルスイッチにはジョイスティック式コントローラーを採用。モード変更や電子制御の設定変更も直感的に行うことができる(写真:DUCATI)
シート高は880mmと高めだが、スリムな車体により見た目よりは足着きは良いほう。高い視点と自由度の高いライディングポジションがモタードの醍醐味だ。オプションのローシートで865mm、+ローサスペンションで850mmまで下げられる。ライダーは身長179cm、体重73kg(写真:DUCATI)

そして、圧巻なのが「スライド・バイ・ブレーキ」。これは単気筒モデルの「ハイパーモタード698」から受け継いだ機能で、ライダーがリアブレーキを踏み込んで車体を寝かし込むだけで、後輪を滑らせながらコーナーへ進入する、いわゆる“進入スライド”に持ち込めるというもの。

ドゥカティのテストライダー陣はいとも簡単に豪快なスライドを見せつけてくれたが、自分はそこまでの腕と度胸もなく後輪が少しヨレた程度だったが、その先にある世界の感触はつかめた気がした。

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