その並々ならぬ力の入れようは、試乗会の舞台選びからも伝わってくる。ドゥカティ本社のお膝元であるイタリア・ボローニャに世界中からジャーナリストが集められ、腕試しのステージとして用意されたのは、彼らが新型車の開発テストでも実際に使い倒している「モデナ・サーキット」。ドゥカティがこのマシンに込めた絶対的な自信の表れととれるのだ。
エンジンも車体も完全新設計
注目は全面刷新されたパワーユニットだ。新型「パニガーレV2」譲りの890cc・90度Vツインを搭載し、デスモドロミックに代えてバルブスプリング式を採用。吸気可変バルブタイミング機構(IVT)によりシリーズ最強の120psを発揮し、低中速域から幅広い回転数で力強いトルクを維持する。
エンジン重量は従来比で6.4kgも軽い54.5kgとし、バルブクリアランス点検も4万5000kmごとに延長された。車体も新設計となり、伝統のトレリスフレームからアルミモノコック構造へと進化。スイングアームもパニガーレ同様の両持ちタイプに刷新された。
さらに上級モデルのSP仕様はオーリンズ製サスペンションと鍛造ホイールを備え、車重もスタンダードより3kg軽い177kgを実現。これは日本だと中型バイクの400ccクラスの車重と大差ないレベルである。

