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ライフ #ジモトのアタリマエ──観光客の知らない知恵と常識

「チキン南蛮はまだ進化中」「真っ黒焼けがおいしそう」宮崎といえば牛…の陰で、県民が愛してやまない"鶏文化"の世界

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鶏の炭火焼き。煙と炎をもうもうと上げながら焼かれる(写真:宮崎県観光協会提供)
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そして、鶏刺しのおいしさを引き立てるのが、南九州ならではの甘い醤油。すりおろしたにんにくやしょうがを溶かし、たっぷりつけて食べるのが地元流だ。ポン酢で味変するのも悪くない。誤解を恐れずに言えば、地元のどこで買っても、あるいは食べても鶏刺しはおいしいような気がする。もちろん、それぞれに好みはあるだろうが、基本的にはある程度の品質が保たれているというのが筆者の実感だ。

鶏刺し。すりおろしたにんにく、しょうがを溶かした甘い醤油で味わうのが定番だ(写真:まさくん / PIXTA)

また、テイクアウト専門店も昔から多い。ブランド地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」などを扱う店も多く、中には自社農場で育てた鶏を提供している店もある。人気店ともなると、平日でも早々に売り切れてしまうことも少なくない。レバ刺しなどの鮮度管理の難しい商品などを取り扱っていることも。地元民はそれぞれにお気に入りの店を持っていることも多い。

平日でもひっきりなしにお客さんが訪れる「鶏愛」

みやざき地頭鶏の生産から販売までを一貫して手がける「鶏愛」(都城市)は、直売所で販売しているタタキや刺身の評判が非常に高い。市街地から車で30分ほど離れた場所にあるにもかかわらず、平日でもひっきりなしにお客さんが訪れる。筆者もときおり足を運ぶが、新鮮さと肉の甘みが格別。焼酎のお湯割りが進む。

「鶏愛」の外観。この日はお昼頃に訪れたが、鶏刺しの棚はすでに空きが目立ち始めていた(写真:筆者撮影)
「鶏愛」のタタキ(手前)とむね身の刺身(奥)。ぷりっぷりの食感で、くさみなどはまったくない(写真:筆者撮影)
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