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「ついに神戸・宇都宮にもクマ出没」 過熱する"クマ報道"のジレンマ…怖いのは「襲撃」だけではない《深刻すぎる被害》

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クマ
山深い地域だけでなく、ついに市街地にも姿を現したというクマ。※画像はイメージです(写真:miwakru/PIXTA)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者

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6月に入って最大の話題はクマの出没ではないでしょうか。

9日、栃木県宇都宮市の中心部にクマが出没し、民家敷地内で捕獲されたニュースが報じられたのは記憶に新しいところ。その前には2日に福島県の福島駅に近い住宅街の工場内で従業員がクマに襲われた映像、6日に栃木県の東武宇都宮駅すぐの商店街にクマが出没した映像が流れ、衝撃的でした。

さらに10日にも兵庫県神戸市に初めてクマが出没したことが報じられたばかりです。

出没を受けて、「ツキノワグマ」への注意喚起をする神戸市。個体や糞の大きさがわかる(画像:神戸市公式サイトより)

「クマ出没」に振り回される子どもたち

一連のクマ報道は4月の段階から続いていました。

テレビの情報番組では、「宮城県仙台市で138件の目撃情報があり、4月初のクマ出没警報が発令」「秋田県で4月のツキノワグマ目撃件数が395件あり、昨年の4倍以上」「埼玉県で5月のクマ目撃情報は過去5年で最多」「推定生息数は増え続け、環境省の発表では現在約5.8万頭」などのデータを次々にピックアップ。

また、「東京都八王子市でクマが目撃されたことで23区にも出没するのではないか」と危機感をあおるような構成・演出も見られます。

クマに襲われないための対策が求められていることは間違いないでしょう。ただ、現在の状況はそれだけにとどまらず、襲われること以外の深刻な被害が表れはじめています。その被害とはどんなことで、どんな対応が必要なのか。現状の問題を整理していきます。

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