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「ついに神戸・宇都宮にもクマ出没」 過熱する"クマ報道"のジレンマ…怖いのは「襲撃」だけではない《深刻すぎる被害》

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クマ
山深い地域だけでなく、ついに市街地にも姿を現したというクマ。※画像はイメージです(写真:miwakru/PIXTA)
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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高齢者層への影響も大きく、「日々の買い物や通院などに支障が出ている」という声も散見されます。

さらに「外出を控えることが心身の不調につながるのではないか」という指摘もあり、特に「サルコペニア(筋肉量の減少)が進んで転倒リスクが高まり、寝たきりになってしまう人がいてもおかしくない」などとリスクをあげる声もありました。

数日間、「体を動かさなかった」「食欲がなかった」だけで「立ち上がれなくなった」というケースも少なくないだけに何らかのフォローが必要でしょう。

クマ出没による「被害が大きい業種」

買い物客の減少、イベントの中止などの商業的な影響も小さくありません。商店街の中にはクマの侵入を恐れてシャッターを閉める店や自動ドアのスイッチを切る店もあるなど、「身を守ることを優先しなければいけない」という状況がうかがえます。

また、「自転車でスーパーに行くことすらためらってしまう」「車に乗るときに襲われたらどうしよう」という人もいる中、外食産業と旅行業への影響は甚大。特に後者は日光、嵐山、天橋立など人気観光地へのクマ出没情報があったことで、関係者は危機感を募らせています。

山間部に多い温泉地の危機感も大きく、ホテルや旅館の正面玄関を締めたり、露天風呂の囲いを増強したり、建物周辺の木を伐採して見通しをよくしたりなどの対策を施す北関東エリアの温泉地を実際に見ました。

「クマが怖いから」という理由で旅行を取りやめ、宿泊予約をキャンセルする人もいるなど、すでに営業的な被害を受けているようです。

それ以外の業種でも、「営業時間を短縮した」「外回りの営業を控えている」「宅配の受注や配達が急に増えて回らない」などの影響が見られました。個別対応に頼るようなところが大きいだけに、自治体や国の組織的な早急な対策が求められています。

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