主力業態が強いからこそ、それを別の売り場でも試す余力がある。松屋PREMIUMは、本業不振の打開策ではなく、強い本業を持つ企業が次の市場を試す一手として見るのが自然だ。
外食チェーンの成長は、店舗数だけではない
外食チェーンの成長を語るとき、店舗数は最もわかりやすい指標だ。しかし松屋PREMIUMは、別の問いを立てている。いつもの松屋は、外食以外の売り場でも通じるか。
少なくとも初日の現場を見る限り、1.53坪の売り場は「通じる」手応えを見せていた。ただし、それは高級牛めし店として通じるのではない。いつもの松屋らしさを残しながら、デパ地下で買える商品に変えることで、通じているのだ。
後編では、広報戦略の観点からより深堀りしていく。
