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官僚養成学校ともいわれる東大「教科書を読み込んでも、解けない人にはまったく解けない」入試の難問を東大合格者が解説

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市役所の看板
「市長になったつもりで」取り組まなければ解けない問題とは?(写真:pasta/PIXTA)

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新刊『東大・京大入試で培う 多面的に物事を深く捉える複合的思考力』を上梓した西岡壱誠氏が実際に出された“興味深い東大入試の問題”を紹介します。

東大地理の入試問題の「ある特徴」

東大の入試問題、特に地理という科目には、ある特徴があります。それは「かなり社会に即した問題が出題される」ということです。

昔から官僚養成学校と言われるくらい官僚になる人の多い東大ですから、まるで自分が官僚になった気分にならなければ解けないような、実社会をそのまま反映した問題がよく出題されるのです。

その最たる例が、今回ご紹介する2016年の地理の問題です。先に断っておきますが、この問題、地理の教科書をどれだけ読み込んでいても、解けない人にはまったく解けない問題です。

問題:2010年時には、行財政の効率化などを目的としてA〜Fの6市町村が合併し、新A市が形成されている。この合併によって新A市域内の山間部で発生する可能性があると考えられる行政上および生活上の問題をそれぞれ1つずつ挙げ、あわせて3行以内で述べよ。
(画像:筆者提供)
図3-4:1965年時の6市町村の境界と人口集中地区、2010年時の新A市の境界と人口集中地区(画像:筆者提供)
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