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丸亀製麺、はなまるうどんに大胆殴り込みだ…「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」の会社が始めた「もっちりうどん店」の"凄さ"

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「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」店舗外観
「肉讃岐 もっちりうどん源次郎」。なぜ「讃岐」の前に「肉」がつくのか(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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麺は、いわゆる讃岐うどんの強いコシだけを前面に押し出すというより、太さともっちり感で食べさせる印象だった。だしは鰹節の香りが立ち、卓上の鰹節を加えることで、さらに香りを重ねられる。うどん、肉、だし、鰹節。それぞれを分けて見せながら、一杯の満足感にまとめている。

太めの麺は、商品名にもある「もっちり」を前面に出したつくり。食感そのものを訴求している(写真:筆者撮影)
うどんの上にのっている肉も存在感がある。源次郎は、うどん業態でありながら肉の見せ方にも力を入れている(写真:筆者撮影)
鰹節をのせると、だしの香りがさらに立つ。薄く削られた鰹節は瞬く間に出汁に溶けていく。卓上でも鰹節へのこだわりが伝えられていた(写真:筆者撮影)

天ぷらを合わせると、食事としての量感はさらに増す。うどんは4玉まで同一価格。単に「安くたくさん食べられる」というより、量を気にせず、自分の腹具合に合わせて食べられる設計になっている。

肉讃岐うどんに天ぷらを組み合わせた一例。うどんは2玉を選択。サイドメニューを合わせて満腹感を出す設計になっている(写真:筆者撮影)
名物とすることで、まず何を食べれば良いのかが、わかりやすい。メニューの見開きには、1玉から4玉まで同一価格であることが大きく記されている。満腹感を打ち出す設計だ(写真:筆者撮影)

この実食体験から見えてくるのは、単なる「うどん専門店」ではないということだ。セルフ式チェーンや讃岐系の「コシ」が大きな存在感を持ってきたうどん市場に、源次郎は「肉」「もっちり」「だし」「フルサービス」を組み合わせた別の価値軸を持ち込もうとしている。

分散するフルサービス市場への参入

物語コーポレーションの公式リリースは、うどん市場をセルフサービス業態とフルサービス業態に分類している。同リリースによれば、セルフサービス業態の市場規模は約2000億円で、上位2ブランドが売上シェアの大部分を占める。一方、フルサービス業態は約5900億円規模があるものの、個人店が多く、上位ブランドの売上シェアは1割強にとどまるという。

同社が源次郎で参入を決めたのはフルサービス側だ。「お一人さまからファミリーまで老若男女問わず幅広い客層に安心して利用できる設計」と公式リリースに明記されている。分散した市場に、フルサービスの設計で入るという判断である。

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