大学特有の第1号から4号までの基本金とは?
今回は「自己資本(純資産)」が潤沢な大学法人を見ていく。自己資本(純資産)は総資産から負債を引いた数字。総資産に対して自己資本が多ければ健全性が高いと判断できる。
この自己資本(純資産)は、主にキャンパスや校舎などの取得に充てた自己資金を表す「基本金」、過去に得た利益の蓄積である「繰越収支差額」で構成される。基本金とは、学校法人が教育・研究を将来にわたって続けるために、取り崩さず保有し続けるべき財産の額を指す。第1号から第4号まで4つに区分され、容易には使えない資金であるため、その厚みは教育の継続性を担保する重要な指標となる。
ただ、この金額だけでは本当の強さはわからない。そこで参考値として、総資産に対する比率である自己資本比率(純資産構成比率)と受取利息・配当金も掲載した。自己資本が多い私立大学では、どのような大学が上位なのか。「自己資本」ランキングを見ていこう。
1位日本大学、2位の帝京大学
1位は日本大学で6434億円。総資産(7855億円)に対する自己資本(純資産)の比率である自己資本比率は81.9%。受取利息・配当金は18億円となっている。
2位は帝京大学(帝京大短大を含む)で6414億円。受取利息・配当金も161億円ある。
3位は川崎学園(川崎医科大、川崎医療福祉大、川崎医療短大)で4503億円だ。受取利息・配当金が197億円で全体でトップ。授業料など学生から集める学生生徒等納付金117億円を上回っている。
4位は近畿大学で4294億円。自己資本比率は87.6%だった。
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