自己資本(純資産)を総資産で割った自己資本比率
今回は「総資産」に対する「純資産(自己資本)」の比率である「自己資本比率」で、自己資本が潤沢な大学法人を見ていく。6月22日発売予定の『本当に強い大学』2026年版の「本当に強い大学総合ランキング」でも使っている指標で、経営の安定性を示す。
自己資本(純資産)は総資産から負債を引いた数字。総資産に対して自己資本が多ければ健全性が高いと判断できる。
この自己資本(純資産)は、主にキャンパスや校舎などの取得に充てた自己資金を表す「基本金」、過去に得た利益の蓄積である「繰越収支差額」で構成される。基本金とは、学校法人が教育・研究を将来にわたって続けるために、取り崩さず保有し続けるべき財産の額を指す。第1号から第4号まで4つに区分され、容易には使えない資金であるため、その厚みは教育の継続性を担保する重要な指標となる。
ただ、この金額だけでは本当の強さはわからない。そこで注目なのが、総資産に対する比率である自己資本比率(純資産構成比率)だ。
では、実際にどのような大学が上位なのか。純資産額100億円以上を対象(438学校法人)にした「自己資本比率」ランキングを見ていこう。
1位国際仏教学大学院大、2位帝京短大
1位は国際仏教学院(国際仏教学大学院大)で99.4%。1996年開学で仏教学研究の進展と研究者の養成を目指す独立系大学院大学だ。総資産191.0億円のうち純資産189.8億円と潤沢な自己資本を誇っている。
2位は冲永学園(帝京短大)で99.1%。受取利息・配当金も4.3億円ある。なお帝京大は学校法人帝京大学で別法人。51位の95.5%だった。
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