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好きなことを仕事にするとなぜ苦しくなるのか? 報酬を与えられたためにやる気がなくなる不思議な心理学効果

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絶望に効く今週の名言
絶望に効く今週の名言

好きなことを仕事にするべきか? というのは永遠の難問だ。「好きなことを仕事にできたら最高」という人もいる。「好きなことを仕事にしないほうがいい」という人もいる。以前に紹介した作家のカフカは、このことで親友のブロートと意見が分かれた。2人とも書くことが好きだったが、ブロートは書くことを仕事にし、カフカは役所勤めをした。

NHK「ラジオ深夜便」の人気コーナー「絶望名言」に出演中の文学紹介者が、ビジネスと人生の“絶望”に効く名言を毎週お届けする。【火曜日更新】

好きなことを仕事にすると、これも以前に紹介した夏目漱石の言葉のように、売るために「幾らか卑(いや)しくなり勝ち」だ。しかし、好きでもない仕事をするのはつらいし、好きなことをする時間がなくなってしまうこともある。そもそも、好きなことを仕事にしたくても、できない場合もある。

好きなことでお金を稼がないほうがいいと断言しているのが、今回の名言だ。これは誰かひとりの言葉ではない。ネット上で、いわば伝言ゲームのように引用されたり変化したり付け足されたりしているうちに、こういうかたちになって、アメリカのソーシャルニュースサイトRedditで広まった。いくつかバリエーションがあるが、だいたいこういう意味だ。

おそらく、心理学の〈アンダーマイニング効果〉がもとになっている。内発的動機づけでやっていた行動に、外発的動機づけを加えると、やる気や興味が低下してしまう心理現象のことだ。というとなんだか小難しいが、以前、どの本だったか忘れてしまったが、こういう実際にあった事例を読んで、とても強く印象に残っている。

報酬でやる気を奪う

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