2026年3月に日本市場への導入が正式発表されたホンダのオフロード系SUV「パスポート」。国土交通省が創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用したもので、アメリカのアラバマ工場で生産された車両が輸入される。
日本での発売は「26年後半より順次」とアナウンスされているが、今回ひと足先にアメリカで試乗する機会を得た。しかも、用意された広報車は日本に導入されるのと同じ最上級グレードの「TRAILSPORT ELITE」である。
ボディカラーも東京オートサロン2026や大阪オートメッセ2026で参考出品された車両と同じサンセットオレンジと、発売前から既に多くの日本人に印象付いている仕様そのもの。日本で走らせたらどんな感じだろう?と想像の翼を広げるにはぴったりな存在だった。
全幅2mを超える、パスポートのボディサイズ
まずボディサイズはアメリカ仕様のインチから換算した場合で、全長が4864mm、全幅が2017mm、全高が1857mm。ホイールベースは2885mm。現時点、日本で販売されているホンダSUVで最も大きいCR-Vと比べてもひとまわり大きく、とくに2mを超える幅は圧巻だ。
正直、日本の街中では持て余すこともありそうだ。ただし、パスポートは元来オフロードに特化したSUVであるため、ワイドなトレッドは横方向の揺れに対する安定性や悪路での踏ん張り感を高める要素でもある。
今回は街中だけでなく、強風で運ばれた砂が舗装路にうっすら積もるユタ州の田舎道など、さまざまなシチュエーションで試乗と撮影を行ったが、実際のところパスポートは路面が悪いときほど本領を発揮。これぞ心強い相棒!という思いを強く持たせてくれた。
山岳国家である日本でも、特に高地や雪国などは舗装路と未舗装路が交互に現れては消える状況に出くわすことも多い。そういった地域の住民やレジャーで出かける人々にとって、パスポートは新鮮かつ現実的な選択肢となるだろう。
