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スペインが中国EVメーカーの集積地に、上海汽車も工場建設 吉利も追随か? EUの関税障壁回避へ現地生産加速

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船積みを待つ上汽集団の人気車種MG4。EUの反補助金関税で輸出環境が厳しくなっていた(同社ウェブサイトより)

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中国国営の大手自動車メーカーである上海汽車集団(上汽集団)は、スペインの北西部のガリシア州に傘下のMGブランドの工場を建設する計画だ。ガリシア州経済産業局が現地時間6月1日に発表した。

投資額は2億ユーロ(約371億円)で、年間生産能力は12万台を見込む。建設は2027年に開始、生産開始は28年を予定している。

元々イギリスの名門自動車ブランドであるMGは経営難により中国の南京汽車集団が05年に買収。07年に上汽集団と南汽集団が合併したことで、上汽グループのブランドの一つとなった。その後、EV(電気自動車)を中心にヨーロッパで人気が復活、上汽集団の海外市場における主力ブランドとなっている。

現地からの情報によると、工場はフェロルとアス・ポンテスの2カ所に分散して建設される。深水港を持つフェロルでは、車両生産と物流を担い、アス・ポンテスには倉庫や配送などの支援施設を整備する。このプロジェクトにより地元で2300人の雇用創出が見込まれる。

港湾の優位性などでトルコを凌駕

上海汽車は比較的早い時期からヨーロッパでの現地生産を検討してきた。19年12月の時点で、「ヨーロッパで販売台数が10万台を超えれば、現地生産を検討する」と表明。22年に販売目標を達成したことを受け、23年7月にEV工場の候補地選定を始めると正式発表していた。

財新の取材によると、工場建設候補地には当初、EU(欧州連合)と関税同盟を結ぶトルコも有力視されていたが、最終的には港湾の優位性からスペインのガリシア州が選ばれた。

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