「それぞれのアプリを利用すると、どのようなことが確認できると思うか」を聞いたところ、ブラウザ検索は「価格」が63%で最も高く、「外観・デザイン」58%、「装備」57%、「内装」55%、「口コミ」53%、「安全性能」51%など、幅広い項目で高い数値を示した。
ブラウザ検索は、まさに検討時の総合的な窓口として認識・利用されていることがわかる。
一方、YouTubeは「外観・デザイン」37%、「内装」34%、「口コミ」32%、「走行感」31%、「装備」30%が上位で、ブラウザ検索で最もスコアの高かった「価格」は16%にとどまった。
YouTubeは何が強くて、何が弱いかがはっきりしている。価格や条件を正確に詰める場としては弱い一方で、外観の印象、車内の雰囲気、走ったときの感覚、第三者の評価といった、数字だけでは判断しにくい情報では強みを持っている。
事前の予備知識に加えて、ブラウザ検索で価格情報などを基に候補車種を絞り、その候補車種を動画でたしかめる。そんな使い方が、一般化しつつあると言えるだろう。
他のSNSと比べるとYouTubeの特徴はさらに鮮明になる。たとえば「外観・デザインを確認できる」と答えた割合は、YouTube:37%に対し、Instagram:20%、X:10%だった。見た目の確認という点ではInstagramも一定の役割を持つが、YouTubeとの差はなお大きい。
「走行感を確認できる」になると差はさらに広がり、YouTube:31%に対して、Instagram:8%、X:6%である。InstagramやXでも動画は見られるとはいえ、ショート動画が中心になるので、そこで伝わりにくい情報ほど、YouTubeの優位性が表れている。
YouTubeはコメント欄も参考になる
「口コミを確認できる」では、YouTube:32%に対し、Instagram:20%、X:22%だった。
Xは評判やユーザーの生の声に触れやすい媒体だけに、この項目では比較的健闘している。それでもYouTubeが上回るのは、短文の反応だけではなく、長尺のレビューや比較動画、実車映像を交えた解説まで含めて接触できるからだろう。

