フェノメノ・クーペは言うに及ばず、ほかにもデザイン的なつながりを意識したのは、サーキット専用として開発され、23年に発表された「エッセンツァSCV12」と25年のデザインスタディ「マニフェスト」だったそうだ。
個性的なデザインと、高性能。この2つこそランボルギーニがこの先、成長していくために欠かせない要素だとヴィンケルマンCEOはうなずく。
幅広いバリエーションで市場に応える
「私が05年にアウトモービリ・ランボルギーニのCEOに就任したときのラインナップは、ムルシエラゴとガヤルドのみでした。私には、ランボルギーニ・ブランドの成長に大きな自信がありました。そこで手をつけたのは、コミュニケーションを通してブランド力を高めること、それにモデルバリエーションを増やすことでした」
ヴィンケルマンCEOのゴーサインのもと、06年により高性能な「ムルシエラゴLP640」と同「ロードスター」を発売。
09年にはさらに出力の上がった「ムルシエラゴLP650-4ロードスター」、それに中国市場に向けて同「LP670-4スーパーヴェローチェ」も投入された。
ガヤルドにおいても、06年に「ガヤルド・スパイダー」、07年に出力向上と軽量化が同時に実施された同「スーパーレッジェーラ」が登場。08年にはマイナーチェンジが実施され、「LP560-4」と同「スパイダー」が発表された。
10年には、さらに走りの性能を磨いた「LP570-4スーパーレッジェーラ」、11年には同「スパイダー・ペルフォルマンテ」と続く。同じく10年、並行するように後輪駆動の「LP550-2」という好ましいモデルも発売されたのだった。
同様のモデル戦略は、11年に出た「アヴェンタドール」(10以上の派生車種あり)、14年の「ウラカン」(同)でも採用された。
私の経験から言うと、例えばV10をミドシップするウラカンというベースは共通でも、モデルによってキャラクターはかなり違っていて、作り分けのうまさが印象的だった。
