状況を正確に把握するため、いくつか質問します。
1. お客様の様子はいかがですか? 呼吸は正常か、泥酔の程度はどのくらいか、呼びかけに対する反応はありますか。
2. 他のお客様への影響はありますか?(例:大きないびきなど)
まず、お客様の安全を最優先に確認してください。
過去の報告を確認したところ、
同様のケースを「お声がけ」によって対応した記録があります。
お客様の呼吸状態や顔色に異常がなく、安全が確認できる場合、まずは前回と同様に、丁寧にお声がけをしてお部屋へ戻るよう促してください。
例:「お客様、深夜になりましたので、お部屋でお休みになられてはいかがでしょうか。」
もし、呼びかけに全く反応がない、呼吸が苦しそうなど、体調に異変が見られる場合は、緊急性が高いと判断します。その際は、規定の緊急連絡網に基づき、直ちに担当部長に電話で報告し、指示を仰いでください。
対応の結果を、再度私に報告してください。
(以下、報告フォーマット省略)」
これにより、Xさんはお客様に適切な対応をとることができました。
24時間365日の緊急対応から支配人を解放する
この仕組みを導入する前、川六では、支配人は実質的に24時間365日、緊急対応に備える存在でした。深夜帯であっても、現場スタッフからトラブルやクレーム対応の相談があれば、すぐに連絡が入る。現場にとっては心強い体制ですが、支配人や副支配人にかかる負担も、年々大きくなっていました。
この状況を見直すために導入したのが、「支配人AI」です。支配人AIには、これまでに実際に起きたトラブル対応の履歴や、支配人・副支配人が積み重ねてきた判断の記録を学習させています。
現場スタッフが、
「設備トラブルが起きたとき、まず何を確認すればいいのか」
「お客様からクレームが入った場合、初動でどう対応すべきか」
といった質問を投げると、支配人AIが一次対応の指針を示します。過去に同様の事例があれば、その対応記録を参照することもできます。現場は、支配人に電話をする前に、「まず自分で確認できる」状態になりました。
