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21時以降に行くと角ハイが「無料で飲み放題」になる…ジンギスカンを"大衆酒場"に変えた「新興チェーン」の巧みな設計

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大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん 町田店。のれんには「大衆ジンギスカン酒場」の文字が並ぶ(写真:筆者撮影)
  • 鈴木 恵美 外食・小売に強いプロ広報/初代プレスリリースエバンジェリスト
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マカポテサラダ。クリーミーな味わいで、ハイボールと合わせやすい小皿の定番。肉を焼き終えた後、こうした小皿へ移行する客が多かった(写真:筆者撮影)
どんぐり醤油漬け。うずらの卵を醤油で漬けた小皿。小ぶりで食べやすく、ハイボールと合わせやすいつまみの一品(写真:筆者撮影)
海苔ノリ冷奴。砕いた韓国のりと白ごま、唐辛子をたっぷり載せ、甘みのあるタレに浸かった一皿。肉を焼き終えた後、つまみとして手が伸びやすい(写真:筆者撮影)

〆のつけ麺は、ラム肉の旨みが溶け込んだタレをほうじ茶で割ったスープに西山製麺の縮れ麺を浸けて食べるスタイルだ。385円という価格設定と、重すぎず、飲みの〆として機能していた。

〆のつけ麺。西山製麺の縮れ麺を、ラム肉の旨みが溶け込んだタレをほうじ茶で割ったスープで食べる。軽い口当たりで飲みの〆として機能する(写真:筆者撮影)

2名で約1時間15分の滞在、客単価は3510円。飲み放題を含みながらも、客単価は比較的抑えられていたが、0円ハイボールを飲み放題にしながらこの水準を確保している点は興味深い。

「タダ」に見えて実は条件付きの設計

21時以降にラムちゃんへ入店し、「ラムちゃんセット」(1078円・60分制)または「食べ放題」(4378円・90分制)を注文すると、角ハイボールの飲み放題が通常660円のところ0円になる。

ただし、これは無条件の値引きではない。フード注文が前提であり、客単価を維持しながら、深夜帯の利用を後押しするような仕組みにも見える。

卓上ハイボールタワー。金色のサーバーにタイマーが取り付けられており、客が自分のペースで注ぎ続けられる。スタッフを呼ぶ必要がなく、滞在型の飲み場としての設計が卓上に凝縮されている(写真:筆者撮影)

卓上に設置されたハイボールタワーは、客が自分のペースで注ぎ続けられる仕組みだ。席を立つ頻度が減ることで、一般的な注文型より滞在型になりやすい印象を受ける。一般的な食事店というより、「飲む場」として機能しやすい設計にも見える。

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