その結果、良くも悪くも賢い子どもは「従順な小学生」を演じたりしますが、結果的に早熟な部分は、親や教師には可視化されません。まして、早熟であるがゆえの爆発的な成長力に見合った教育を大人が用意するのは難しくなっています。
子どもが早熟であることを、「逸脱」ではなく、「成長への推進力がついた証拠」と捉えて、伸ばす教育というのは、21世紀にはますます重要になっていくと思われます。
思春期の子の「正しい見守り方」
3つ目の「見守る」というのは、とにかく思春期教育の基本です。
日本の場合は校則や部活の束縛、あるいはハードスケジュールな塾通いに子どもを放り込んでしまうと、親の出番は限られてしまいます。そこに、子どもが反抗的な姿勢を見せてくると、余計に親子の距離は離れていきます。
そこを我慢して、親はとにかく子どもの動向を見守っていく、部活の遠征、音楽の発表会など晴れの舞台には、必ず足を運んで子どもを見守る、というのは、非常に大切になります。
アメリカの親たちが、思春期になっても子どもの誕生会を開くのは、子どもを甘やかすためではなく、交友関係をそっと確認するためでもあるのです。

