自立した子どもを育てるために「昔の生活」が重要な理由 著名人も受けた「シュタイナー教育」のイロハとは

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「個性」と「才能」が伸びる シュタイナー式子育て
子どもは生まれながらに、すべての能力を持っています(写真:hirost/PIXTA)
齊藤工さんや坂東龍汰さん、村上虹郎さん、サンドラ・ブロックさんといった著名人も受けていたことで知られ、近年注目を集めている「シュタイナー教育」。子どもたちが自立した大人になるための「意志の力」を育てるというモットーのもと、シンプルで自然な生活、昔ながらのアナログな生活の中で子どもたちは身体と感覚を使って学んでいきます。
本稿では、そんなシュタイナー教育のイロハについて、『「個性」と「才能」が伸びる シュタイナー式子育て』から一部抜粋・再構成のうえ紹介します。

まず最初に「意志の力」を育てる

シュタイナー教育では、「子育てのゴールは、子どもを手放すこと」としています。自立した子どもを育てるための教育です。

まず最初に育むのは「意志の力」です。

シュタイナー教育では、0歳から7歳までの期間を非常に重要な時期であると捉えており、この時期に身体を思い切り動かしながらつくりあげる「意志」が、その後の人生を築く土台になるからです。

意志がなければ、身体を動かすことも、気持ちを表すことも、頭で学ぶこともできません。

歩けるようになったから、走りたい。

「大好き」とお母さん、お父さんに伝えたい。

虫や星の図鑑をもっと読みたい。

身体の成長も、心の成長も、頭の成長も、その根底には「〜をしたい」という意志があるのです。

ですから意志をうまく育てることができれば、その後の子育てはスムーズに進んでいきます。

意志が育つと、自ら動き、自ら感じ、自ら学べる子になります。これが、自立の始まりです。

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