これは「同床異夢」なのか、それとも「船頭多くして船山へ登る」なのか——。
自民党の麻生太郎副総裁をはじめとする11人の発起人が呼びかけ、高市早苗首相を応援するために結成された「国力研究会」。その第1回勉強会が5月21日午後、国会内で開かれた。
事務局の山田宏参院議員に代わって司会進行を務めたのは、松下政経塾10期の中田宏衆院議員。山田氏の8期、高市首相の5期後輩になる。その中田氏から紹介されて、自民党の萩生田光一幹事長代行が発起人を代表してあいさつした。
「志を同じくする皆さんと本研究会を立ち上げますのは、高市政権がこれから立ち向かっていかなければならない中長期的な大きな国家課題についても、政府と党所属国会議員が一体となって取り組んでいけるよう、つねに問題意識を共有し、適時勉強会等を開催し、一致協力をして国民の期待に応えようという思いからです」
萩生田氏が前面に出てきた理由
萩生田氏は2023年に旧安倍派のパーティー券裏金問題で2728万円の不記載が発覚し、1年間の役職停止処分を受けた。衆院東京24区では初当選以来10万票以上を得ていたが、翌24年の衆議院選挙では22年の参院選で発覚した統一教会との関係や自民党の公認を得られなかったこともあり7万9216票しか獲得できず、立憲民主党(当時)の有田芳生氏に7533票差まで迫られた。
昨年10月、萩生田氏は高市新総裁の下で自民党幹事長代行に就任。「国力研究会」では発起人の1人になったが、当初は「発起人リスト」から外されていたという。その背景について、ある自民党議員は以下のように述べた。
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【党内でささやかれる萩生田氏の思惑】
