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シニアに「介護プレイ」された…30歳で初体験、老後が不安だった私が「ゲートボールコートで救われた」話

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ゲートボールの練習に取り組む筆者
ゲートボールの練習に取り組む筆者。第1ゲートにボールを通すのがゲートボールの第一歩だ(撮影:品川区ゲートボール協会)
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第1ゲートにボールを通過させられなかった筆者。当日の参加者の中では一番若かったが、若いだけでどうこうなる問題ではないと痛感させられた(撮影:品川区ゲートボール協会)

練習日にお邪魔したので、筆者も実際に練習に参加させてもらった。ゲートボールとは、「ゲートにボールを通す」スポーツだ。まずは第1ゲートにボールを通さなければ何も始まらない。第1ゲートを通過後、第2ゲートから第3ゲートを通過させ、最後にゴールポールに当てるゲームなので、第1ゲートを通過できなければ、ゲームに参加できないのだ。

幸い、最初のゲームでは、何とか第1ゲートに通せた。……のだが、ルールを正しく理解できておらず足を引っ張っている内にゲーム時間が終わってしまった。悔しさはあったが、この失敗のおかげでゲートボールのルールを理解できた。次こそは! と意気込んで、2ゲーム目に臨む。

そんな2ゲーム目では、1打目で第1ゲートにボールを通せた。うれしい。「いやあ、まだまだ若いですから!」と調子に乗りながらルンルンで打席を重ねていく。打席が回ってくるたびに上達している気がして喜んでいたのだが、実際にはただのビギナーズラックだった。

なんと、この2ゲーム目では最終的に自力で3回ほどしかボールを打つことなく、自力でボールをゲートに通したのは第1ゲートのみだった。同じチームになった会長がすべてアシストしてくれたからだ。

会長の打席を、私は何度も目で追っていた。狙いを定め、丸い小さな面でボールを捉える。打たれた私のボールは、まるで意思を持ったように、第2ゲート・第3ゲートをすうっと通過していく。力みも迷いもない。

周りからは「うまい」と声が漏れる。その一打の正確さは、2時間スティックを振り回してまるで上達しなかった私には、もはや魔法のように見えた。自球をゴールポールに当ててもらい、何もせず上がらせてもらった。「すごい」以外の言葉が見つからなかった。

大先輩たちに「介護プレイ」されて抱いた感情

ちなみに、ゲームではこうした玄人が素人をサポートする様を「介護プレイ」と表現する。本来ならシニア世代のみなさんを介護する立場の若者であるはずの筆者が、ゲートボールではシニア世代の方に介護プレイしてもらったのだ。

つまり、ゲートボールは「社会での役割」から解放されるゲームといえるだろう。コートに入れば年齢も社会的な立場も関係なく、純粋にテクニックとチームワークが求められる。

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