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風邪っぽさが2~3週間治らない…"謎風邪"の正体「ヒトメタニューモウイルス」とは? 感染経路や予防について医師が解説

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マスクをした女性
咳や喉の不調が治らない…。「謎風邪」の正体とは(写真:mits/PIXTA)
  • 久住 英二 立川パークスクリニック院長
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■診断・検査

クリニックなどではインフルエンザや新型コロナでも使われている「迅速抗原検査(イムノクロマト法)」が行われています。ただ、キットやウイルスの型によって検出力に差があるほか、後述するPCR法より感度が低いため、陰性でも感染を完全に否定することはできません。

しばしば筆者のクリニックにも、福祉施設や保育園で働く方が、勤務先から「ウイルスがいないか検査してきて」と指示されて受診することがありますが、その都度、「ウイルスがいないことを確認する検査ではない」ことをお伝えしています。

なお、hMPVの迅速抗原検査の保険適用は、「肺炎が強く疑われる6歳未満」に限定されており、それ以外の人には使えません。

保険外(自費)で検査を行うことは可能ですが、4000円程度の費用がかかります。症状的には普通の風邪ですので、症状が軽症~中等症の成人は必ずしもウイルスを特定する必要はなく、症状に応じた薬を処方してもらい休養するのが最善の方法です。

肺炎などで入院が必要な場合は、病院でhMPVを含む複数の呼吸器ウイルスや細菌を一度に検出できる「マルチプレックスPCR検査」が実施されています。

抗菌薬は「使わない」理由

■治療法

hMPVにはインフルエンザのような抗ウイルス薬がなく、治療は水分補給、解熱鎮痛薬、咳止めなどの対症療法(症状を和らげる治療)が基本となります。

風邪というと、抗菌薬が効くと思われている方は多いでしょう。しかし、ウイルス感染に抗菌薬は何の効果もないどころか、薬剤耐性菌ができるなどデメリットのほうが多いです。

残念ながら、先の医学雑誌に載った別の調査によると、調査対象となった患者の47%は、経験的に抗菌薬が投与されていたことが明らかになっています。基本的にhMPVには抗菌薬は不要ですので、もし受診した先の医師が「念のために、抗菌薬を処方しましょう」と言ってきたら、「まだいらない」と断るのが賢明でしょう。

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【予防とワクチンについて】

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