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実は最大筋力の約30%しか使っていない「ウォーキング」だけでは不十分 65歳からの転倒を防ぐ5つの《ゆる筋トレ》

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ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げないという(写真:Luce/PIXTA)
  • 安保 雅博 東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座主任教授
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では、転倒や寝たきりを防ぐためには、どんな筋肉を、どのように鍛えればいいのか。具体的な運動方法について、以下にご説明します。

スタスタ歩ける筋力をつける「ゆる筋トレ」

老いに負けず、姿勢よく大きな歩幅でスタスタ歩ける「転ばない体」を手に入れるには、大腿四頭筋、腸腰筋、ハムストリングス、下腿三頭筋、背筋という5つの筋肉の働きがきわめて重要です。これらは、「歩く」「立つ」「姿勢を保つ」といった基本動作を支える筋肉で、弱ってくると、足が上がらない・ふらつく・つまずくといった転倒リスクが高まります。

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本稿では詳しいやり方まではご説明できませんが、これらの筋肉を効率よく鍛えられる、簡単で続けやすい「ゆる筋トレ」の概要をご紹介します。

【段差足上げ】

足を前に持ち上げる主役の筋肉(腸腰筋)を鍛えます。この筋肉がつくと、歩幅が広がり、足がしっかり上がるようになり、つまずきにくくなります。あわせて、つま先を持ち上げるすねの筋肉(前脛骨筋)も強化されます。

【かかと上げ】

ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)を鍛え、足首とひざを安定させます。歩くときに体を前へ押し出す力が高まり、歩行がスムーズになります。

【イス立ち上がり】

太もも前側(大腿四頭筋)と後ろ側(ハムストリングス)、さらにはお尻(大殿筋)の筋肉を同時に鍛える、非常に効果の高い運動です。立つ・座る動作がラクになり、歩きの安定感も高まります。

【座って足上げ】

太もも前側の筋肉を中心に鍛えます。イスに座ったまま行えるため、体力に不安がある方でも安心です。

【寝て上体起こし】

高齢の方でも無理なく背筋を鍛えられます。背筋が強くなると姿勢が整い、重心が安定するので歩くときにふらつきにくくなります。

これらの筋トレを続けることで、「足がしっかり上がる」「姿勢が安定する」「ふらつきにくくなる」といった変化が少しずつ表れてきます。

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