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《キラキラ海外駐在妻》のはずが…アメリカで自殺した母 「私のせい」と苦しんだ少女が選んだ"ふたり分の人生"のその先

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前川さん
外資系企業に勤める父の海外駐在に帯同していた7歳のとき、母が亡くなりました(写真:筆者撮影)

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前川由未子さんはわずか7歳のとき、幼少期を過ごしたアメリカでつらく悲しい経験をした。それでも現実を受け止め、心理学で人を支える側に立つことを決めた。

駐在者やその帯同家族を支援する臨床心理士

前川さんは臨床心理士と公認心理師の資格を持ち、大学の相談室や心療内科でカウンセリング業務を行ってきた心理学の専門家だ。

夫の海外赴任を機にタイの首都バンコクで約4年間暮らし、現地の日本人にメンタルケアをするボランティア活動を行った。帰国後の2025年、株式会社Tazna(タヅナ)を立ち上げ、駐在者やその帯同家族を支援している。

金城学院大学准教授、Tazna代表の前川由未子さん(写真:筆者撮影)

「キラキラした華やかなイメージ」が持たれがちな海外駐在は、家族や友人に悩みを打ち明けても「でも、いい生活してるんでしょ?」と理解されないことも多い。しかし実際は、頼れる人の少ない海外では孤立しやすく、精神を病んだり、夫婦関係の悪化につながったりするケースが後を絶たない。

前川さん自身も、小さな子どもふたりを抱えた慣れない環境での生活で、精神的に追い詰められ、仕事で毎日遅く帰ってくる夫に泣き叫んだこともあったという。

「子育てだけに追われる毎日だったので、自分の好きなことをやる時間を取らないとダメだと思いました。自分の好きなことと言えば、心理学だったので」

前川さんが「大好き」だという心理学。しかし、志したきっかけは、幼少期を過ごしたアメリカでの悲しい経験が影響していた。

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【5歳の頃、家族でアメリカへ】

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