このステータスは毎年の搭乗実績に応じて更新される。しかし、プラチナ以上のステータス保有者が申し込める「SFC」を保有すれば、以降は1万円台からの年会費を払い続けるだけで、搭乗実績にかかわらずスターアライアンス・ゴールドの資格を維持できる。
この「一生ものの特権」を求めて、1年間だけ集中的に飛行機に乗りまくってプラチナステータスおよびSFCを目指すのが、いわゆる「SFC修行」。修行する人たちは自らを「修行僧」と呼び、1円でも安いコストで5万ポイントを目指す。
プラチナ到達に必要な5万ポイントは、東京ー那覇間を「早割」運賃で購入する場合、おおむね17往復で到達できる。修行僧のミッションは、極力低コストでのSFC獲得なので、日帰りで沖縄往復は当たり前、中には1日に2往復するような猛者もいる。
世界一周航空券を足場に修行
最初に断っておくが、SFC取得を目的に世界一周をする人はまずいない。プレミアムポイントの換算率は、国内線なら路線距離の2倍、アジア・オセアニア路線なら1.5倍になるため、国内線を往復し続ける方がはるかに効率的だからだ。
しかし、スターアライアンスの世界一周航空券で旅をすると、日本に戻る頃には相当なポイントがたまっている。そこで「あと少し頑張ればSFCが手に入る」という誘惑に駆られるのだ。
筆者は2024年に日本を発って東回りでトルコまで行き、2025年にトルコから日本に戻った。出発時はSFCのことなど頭になかったので、年をまたいでいるし、アジアから日本への移動もプレミアムポイントが加算されるANAを使わなかった。
結果、2024年に3万ポイント、2025年に1万5000ポイントが付与された。2024年にブロンズステータスのお知らせを受け取ったことで、SFC修行について学習し始めた筆者は、多くのブログで「JALが2024年に制度を見直し、1年の修行ではステイタスを獲得しにくくなった。ANAも早晩、追随するだろうから今のうちに修行してSFCを確保しておくべき」との文言を読んだ。
その言葉に背中を押され、世界一周を終えてからも各地を飛び回った。
とは言え仕事を持ち運べる筆者は、「沖縄日帰り往復」のようなストイックな修行はせずに、 石垣島発着でフィリピンへ飛んだり、福岡での用事に合わせて羽田から石垣・那覇と乗り継ぐ「三角飛び」を敢行したり、旅のついでに修行した。
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【「楽天ブラックカード」の招待状も受け取った】
