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口を開けば「もっと具体的な案を!」…コロナ禍があぶり出した《本当は仕事ができていなかった人》の思考パターン

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コロナ禍を経てあぶり出された、仕事ができない人の思考パターンとは(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 澤 円 圓窓代表取締役
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それに応じて、「私はこれをやります」「この打ち合わせには出ません。その時間にこれをしたいからです」というように、主体的に取り組まなければ、そもそも仕事が成立しない状態になりつつあります。

そんな仕事のあり方の根本的な変化を肌身で感じている人は、とても増えていると推測します。すでに僕たちは、既存の価値観をアップデートする時代に生きているのです。

新型コロナウイルスの出現は、僕たち1人ひとりの変化を、さらに社会全体の変化を否応なく加速させたといえるでしょう。

仕事がデキる人は「抽象」と「具体」を行き来できる人

では、自分がやりたい仕事を主体的に宣言して取り組むには、どうすればいいのでしょうか? もちろん、ここでいう仕事とは「価値を創造すること」を意味します。

僕は「仕事がデキる人」とは、「抽象」と「具体」を行き来できる人だと捉えています。物事を抽象化することは「本質を抽出する」こと。わかりやすく言うと、目の前にある仕事の本質を考えることです。

あなたの周りには「具体的に考えろ!」「もっと具体的な案を出せ!」などと、ゴリ押ししてくる人はいませんか? 大抵の場合、そうした人は仕事ができません。

ただ目に見える変化のようなものを求めて、仕事の本質を考えないまま「具体的に」「具体案を」と叫んでいるに過ぎないからです。

厳しい言い方をすれば、仕事の本質を考え抜いていない人は仕事を始めてすらいない状態なのです。「具体」とは、仕事を抽象化したうえで初めて成り立つ作業だからです。

「具体」だけで仕事が成り立つのは、たとえば工場で働く人たちや、その他のエッセンシャルワーカー(人が社会生活をするうえで必要不可欠なライフラインを維持する仕事の従事者)の人たちでしょうか。

彼らには、ある程度確立されたフレームワークのなかで、高い精度で集中して作業をこなすことが求められます。アフターコロナでも、今までと同じような働き方をしなければならない仕事と言えるかもしれません。

一方で本稿の読者には、主にオフィスで働くビジネスパーソン、自営業やフリーランスの方たちもいらっしゃると思います。

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