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口を開けば「もっと具体的な案を!」…コロナ禍があぶり出した《本当は仕事ができていなかった人》の思考パターン

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コロナ禍を経てあぶり出された、仕事ができない人の思考パターンとは(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 澤 円 圓窓代表取締役
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そんな方々には、今目の前にある仕事の本質を自分の頭でとことん考え、「別のもっといいやり方やアイデアがあるのではないか?」と疑いながら、思考をアップデートし、価値を創造していくことが求められるでしょう。

言ってみれば、どれだけ「具体的」に動こうとしても、本質をつかみ損ねたままでいると、まったく価値を生み出せない仕事なのです。

コロナ禍で大切になった「人生をデザインする力」

わかりやすい例を挙げましょう。自動車の工場では、ある仕様に従って精密に効率よく組み立てなければなりません。これこそが具体的な仕事です。でも果たしてそれだけで、その車の魅力がユーザーに伝わるでしょうか?

『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考え方を柔軟に変化させられるのか?』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

なぜユーザーはその車を選ぶのか――それは仕様に従って効率よく組み立てられたからでもなく、他社よりも少しだけスペックが優れているからでもありません。

その車が与える「イメージ」や、その車がもたらす「体験」が、ユーザーにとって魅力的に感じるかどうかの決め手になるからです。

スポーティーな走りを楽しめるイメージかもしれませんし、家族で安全に楽しく移動できる体験かもしれません。いずれにせよ、そうした自動車が持つ本質、つまり「抽象」をとことん突き詰めた先に、究極の「具体」として自動車を組み立てる作業があるのです。

抽象化された体験をきちんと言語化して消費者に届けて初めて、その車の魅力が伝わり、仕事として大きな価値を創造できます。これはオフィスや自宅で取り組むことができる、およそすべての仕事にあてはまる法則です。

物事の本質をつかむことは、全体を「デザイン」する能力ともいえます。より視野を広げると、働き方にとどまらず「自分の人生をどう豊かにデザインするか」という視点につながっていきます。

コロナ禍以降、この「人生をデザインする力」がとても重要になると僕は見ています。いろいろな価値観を参考にしながら、自分の頭で考え、人生をデザインし、自分なりの幸せを追い求めていく。そんな力が今後、求められていくでしょう。

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