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稽古見学ができる"相撲部屋付き賃貸"の衝撃 「墨田区にこだわりたい」親方の情熱と地元不動産の奇策が異例のマンションを生んだ

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押尾川部屋で朝稽古をする力士たち
相撲部屋が複合する珍しいマンションがある。ここではどんな暮らしができるのだろうか(撮影:梅谷秀司)

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東京スカイツリーの東側にある墨田区文花・京島は東京大空襲の被害が少なかったため、戦前から戦後に建てられた建物が立ち並ぶエリア。長屋などの古い家屋や町工場、昔ながらの商店街が混在しており、下町情緒が色濃く漂う。

そんな街並みを歩いているとひときわ目立つ6階建てのビルがある。1階に「押尾川部屋」の大きな看板がかかるここは、相撲部屋のある複合型マンション「クリエイティブハウス文花」。下層階は、元関脇・豪風として活躍した押尾川親方が開く押尾川部屋が、上層階は単身者用の賃貸物件が共存する珍しい造り。

下層階は押尾川部屋が、上層階は単身者用の賃貸物件が共存する「クリエイティブハウス文花」(撮影:梅谷秀司)

調べてみると入居者は押尾川部屋の朝稽古見学ができる特典があるという。いったいここではどんな暮らしができるのか。その実態を探るべく、押尾川部屋と物件の管理を行うエイゼンを取材。まずは気になる朝稽古見学に潜入した。

真剣勝負が繰り広げられる朝稽古に胸が熱くなる

押尾川部屋の朝稽古見学は、本場所前の偶数月に入居者をはじめ後援会や町内会などに向けて無料で開催されている。いずれも事前の予約申し込みが必要だ。朝8時開始で時間厳守。8時前に押尾川部屋を訪れると、すでに稽古見学の参加者が入り口に並んでおり、海外からの旅行客の姿もある。時間になると親方が迎え入れてくれ、見学がスタート。

準備運動、四股、すり足など基本運動から始まる(撮影:梅谷秀司)
押尾川部屋の朝稽古見学は、本場所前の偶数月に入居者をはじめ後援会や町内会などに向けて無料で開催(撮影:梅谷秀司)

土俵のある稽古場に入ると、まわし姿の力士たちが声を出しながら準備運動を始めている。まだ髷を結えていない入門したての10代の力士から風格のあるベテラン力士まで、計10人が鍛え上げられた大きな身体を動かしている。それだけでも迫力満点だ。

足の裏を土俵から離さずに進む「すり足」の動作(撮影:梅谷秀司)
稽古のはじめは黙々と基本運動に専念する(撮影:梅谷秀司)

土俵の横に板張りと畳のスペースがあり、見学者はそこに座って静かに稽古を見守る。ちなみに途中退席はできず、動き回ったりおしゃべりしたりという稽古を邪魔する行為も禁止されている。

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