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致死率50%「ハンタウイルス」の正体 新型コロナの"次のパンデミック"となるリスクは?【感染症に詳しい医師が解説】

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ハンタウイルス感染者
カーボベルデ沖のクルーズ船「MVホンディウス」から搬送されるハンタウイルス感染者(写真:DrTedros via X/提供:Anadolu via Getty Images)
  • 久住 英二 立川パークスクリニック院長
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致命率50%とは、“かかった人の約半分が亡くなる可能性がある”ということです。エボラ出血熱の致死率が平均して50%前後ですから、それくらい怖いウイルスといえます(なお、感染力はハンタウイルスとエボラウイルスとでは大きく異なることを補足しておきます)。

ヒトからヒトへ感染するのか?

現在、クルーズ船内の乗客に加え、すでに下船した乗客への感染がなかったかどうか、接触者の健康観察が続けられています。一方で、多くの人が心配するのは、新型コロナウイルスのように「ヒトからヒトへ次々と感染し、世界的な大流行(パンデミック)が引き起こされるのではないか」ということでしょう。

結論から言うと、現時点では世界規模のパンデミックが起こるリスクは、ほかの呼吸器ウイルスに比べれば低いと考えられています。

というのも、ハンタウイルスの感染ルートは、基本的にネズミからヒトへの直接的なものがほとんどで、ヒトからヒトへ効率よく広がる能力を持っていません。

唯一、アンデスウイルスというタイプでは、非常に珍しい例としてヒトからヒトへの伝染が確認されていますが、これはあくまで例外的なケースで、基本的にはネズミとの接触に気をつけることが対策の柱となります。

国立健康危機管理研究機構の感染症情報提供サイトも、日本にはハンタウイルスを媒介するタイプのげっ歯類は棲息していないため、「日本国内で本事例の原因となったハンタウイルスに感染する可能性は極めて低いと考えられる」としています。

いずれにせよ、冷静に今後の状況を見ていくことが大事です。

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【感染ルートと潜伏期間】

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