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今は「すべての投資」をやめるとき、2026年は「投資は死んだ」と言われる「歴史的な年」になる

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なぜ筆者は「今は投資をやめたほうがいい」と主張するのだろうか(写真:ブルームバーグ)
  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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本連載の読者には、私は株式投資の逆神として有名かもしれない。だが、一般的には行動ファイナンスという投資の学問の専門家であり、かつては投資のプロであるデイトレーダーであったことから「小幡先生、今からいったい投資はどうすればいいんでしょうか!?」という悲痛な叫びの相談が今でも頻繁に寄せられる。

そのほとんどが、極めてまじめな人であって、競馬などには縁がない人たちである(だから、本連載も読んでいない)。悩みというものはすべて、悩みの原因を消すことが唯一の解決策である。そこで、私は必ず、彼らにこうアドバイスしている。

「もし迷っているのであれば、投資で老後の資金を殖やすことを考えるのをやめなさい。いまこそ、すべての投資をやめたらどうですか」

なぜ「今は投資をやめるとき」なのか

そうなのだ。投資をやめるときが来たのである。

なぜか。

まず、すべての資産が買いタイミングでない。株式は、世界的にバブルのピーク。いやピークをはるかに超えていて、いまにも暴落しそうだ。

イラン情勢にはもはや反応せず、いやな話には目をつぶり無視。AI、半導体関連企業の好決算に飛びつき、上昇。アメリカのドナルド・トランプ大統領が弱腰になりそうになると、「イラン戦争は終わった、ホルムズ海峡もまもなく開放だ」などと都合の良い解釈をして、暴騰。しかし、そのニュースが間違いだと訂正されても、そのニュースで上がった分を帳消しにすることはせず、こちらの事実のニュースは無視。噂で買って、事実は無視。バブルというか、狂乱相場だ。

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【株式以外のリスク資産も買われすぎ】

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