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『宇宙兄弟』を支えた編集者が子育てで気づいた、「グサッとくるアドバイスより相手に届く言葉の伝え方」とは

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ビジネスシーン
共同作業において本当に必要な「フィードバック」とは?(写真:Graphs/PIXTA)

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「丁寧にフィードバックしているつもりなのに、相手に言葉が届かない」「何度伝えても、相手が一向に変わらない」――どうすれば自分の言葉が相手に届き、よりよい仕事につながるのか。
漫画『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を手がけた編集者・佐渡島庸平氏は、数々の漫画家に向き合ってきた経験から、「フィードバックではアドバイスではなく、感想を伝えることが大切」と説きます。
本稿では、佐渡島氏の著書『想像の上をいくアウトプットを引き出す 編集者のフィードバック』から、3回にわたり、成果につながるフィードバックのあり方をひも解きます。

「グサッとくる」アドバイス

経験が浅いときは、何が良くて、何が良くないのかをそもそも知らない。だから、10代、20代の僕は一生懸命、学んでいた。

できるだけ、正解、定石を身につけたいと思っていた。そのような技術を身につけるのに必死なときは、他者の技術的な問題に目がいく。だから、フィードバックとは、「問題点の指摘」や「改善のためのアドバイス」だと考えていた。

良いところは率直にほめ、悪いところはしっかりと伝える。多少傷つくとしても、はっきり伝えてもらえる方がありがたい。僕自身がそう感じていたため、目についた問題点を遠慮せずに伝える勇気が大事だという価値観だった。

編集者になっても、その姿勢が大事だと信じて疑わなかった。

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【建設的な議論ができる編集者が優秀だと…】

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