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【独自】ホンダ、中国で生産能力を大幅削減へ・・・3.2兆円の巨額損失計上で4輪立て直し急務、今後の焦点は合弁契約の行方

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広州にあるホンダのEV工場
ホンダは広州などで年産12万台のEV専用合弁工場を24年に立ち上げた(写真:ホンダ)
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「このままなら広州と武漢の両方で拠点を構えるのも難しい。どうやって生き残るか考えなければいけない」。あるホンダ系部品メーカーの幹部はため息をつく。

広州汽車や東風汽車が開発を主導する場合、サプライチェーンは現地部品メーカーが採用される可能性が高く、ホンダ系部品メーカーにとっては単純にビジネス機会を失うことを意味する。

「今回の能力削減により、(ガソリン車は)2拠点で48万台分の仕事が減る。さらに2拠点のEV工場計24万台分の仕事がなくなれば、ホンダからは残った48万台分しかもらえなくなる。まったく採算が成り立たない話だ」(別のホンダ系部品メーカー幹部)

今後の焦点は「合弁契約の行方」

ホンダ内部やホンダ系部品メーカーにとっての関心事はもう1つある。

広州汽車や東風汽車との合弁契約の行方だ。ホンダは広州汽車と28年まで、東風汽車と43年までの合弁契約を結んでいる。特に広州汽車との合弁契約を延長するか、契約の見直しをするかが、大きな焦点となっている。

複数の関係者によると、4月中旬には三部敏宏社長が広州や武漢を訪問。広州汽車とは合弁契約の方向性についても議論したとみられる。

ホンダはEV戦略の見直しで、26年3月期から27年3月期にかけて最大で計3.2兆円に達する関連損失を計上する見通しだ。グローバルでの抜本的な4輪事業の立て直しが急務となる中、中国において開発や生産、そして事業の在り方そのものをどう見直すかが迫られている。

ホンダはEV戦略をめぐり、なぜ苦境に陥っているのか?その詳細については、ホンダが上場来初の最終赤字に転落、2年間で最大2.5兆円の損失計上・・・EV失速で2040年の脱エンジン目標も事実上撤回をご覧ください。

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