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50年以上も続く追跡調査の結果、「感情制御能力」がよい人生に不可欠ということが明らかとなっている

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教室で手を挙げる男の子
調査の結果、「感情制御能力」がよい人生に不可欠ということが明らかとなっています(写真:jessie/PIXTA)
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機能を果たすために湧き起こった感情が、いともたやすく機能不全に陥ってしまうことがある。これらの感情の誤作動は望ましくないほど頻繁に起こり、通常は二つの主要な指標に行き着く。これらの指標は、車のダッシュボードにあるエンジン警告灯だと考えればいい。

第1の指標は、強さだ。

感情は、反応を引き起こす問題に注意を向けさせることで、状況に対処するようわれわれを導く。しかし、過剰な感情的反応を経験したことがある人なら誰でも知っているように、感情があまりにも激しく警鐘を鳴らすと、それがわれわれを圧倒してしまうことがある。

サッカーのコーチが自分の子供をベンチに下げたことに怒りを爆発させたり、前年のジーンズが入らなくて絶望の淵に沈んだりするとき、われわれは自分の置かれた状況に対して感情が不釣り合いに激しいことを目の当たりにする。

こうした感情の噴出は人間関係を損ない、自分の評判を傷つけ、最終的には感情そのものへの信頼を失わせ、感情への疑念や恐怖の原因となる。

実際、ネガティブな感情を引き起こす日常的な経験にあまりに強く反応していると、10年後に精神疾患にかかるリスクが高まり、時間の経過とともに幸福度が低下することが予想される。

感情の「持続時間」という問題

第2の指標は、持続時間だ。

ときとして、ネガティブな反応が収まらずに尾を引くことがある。メンタルヘルスの専門家が精神疾患を診断するために用いる重要な物差しの一つが、症状がどれくらい持続するかということだ。そのため、持続時間は誰にとっても有用な指標となる。

やっかいなのは、感情は電灯のスイッチのように簡単にはオン・オフできないということだ。目の前の状況に集中し、それに対処したあとに、すぐに気持ちを切り替えて次に進むというわけにはいかない。

むしろ、感情の持続時間は体内で化学物質が分解するのにかかる時間に似ており、さまざまな要因によって変動する。

そうした要因の一つは感情そのものだ。悲しみや憎しみはなかなか消えないのに対し、恥ずかしさはより早く消え去る。

2015年に発表されたある研究によれば、悲しみは恥ずかしさの240倍も長く持続し、被験者は恥ずかしさをすぐに忘れてしまうことがわかった。

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