今、「知識の有無」より重視されること
西岡壱誠(以下、西岡):近年、東大入試や共通テストの出題傾向が複雑になっていることはご存知でしょうか。たとえば歴史だったら、以前は「◯◯年に何が起こったか」というように知識の有無を試す単答式の問いが多かった。それが今では、もっと知識を元に考え、自分なりに出した結論を述べさせるような複雑な問いが増えています。
平井孝志(以下、平井):どの教科でも、物事そのものではなく、物事の関係性やメカニズムを読み解かせる傾向になっているということでしょう。
西岡:知識の有無ではなく、知識をベースに構造化する思考力が試されているのかなと思います。文系だけでなく理系科目でも、たとえば数学の文章問題では「花子さんと太郎さん」みたいな登場人物が出てきて、「2人でこの数値を求めたい」「ある公式を使って解こうとしたが、うまくいかない」「では、どうしたらいいか」というように、数学の問題なのにストーリー仕立てになっているんです。数学として何を問われているのかを、まず読み解かなくてはいけない。
平井:すごいですね(笑)。
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【図解が思考をシンプルにする】

