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「シティ・ターボⅡ"ブルドッグ"再来」ホンダ新小型EV「Super-ONE」やんちゃな見た目とジェントルな走りのギャップ

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BOOSTモード時には、紫色にイルミネーションが変化する(撮影:三木宏章)

仮想有段シフト制御だが、「プレリュード」に搭載された「Honda S+ Shift」に似ているなと思い河津さんに伺うと、「はい、Honda S+ Shiftに着想を得ています。厳密にいうと同じではありませんが、B:スポーツアダプティブ制御の考え方を採り入れました」。

個人的には、聴覚を刺激するD:アクティブサウンドコントロールの音設定が絶妙で、スポーツ走行での解像度をグンと高めてくれた。前後ドア4つに加えて内燃機関からの音源をイメージして車内前方中央に1つ、合計5つのスピーカーを配置する。

Super-ONEは、ホンダの小型モデルとして初、8スピーカー搭載のBOSEプレミアムサウンドシステムを標準搭載。荷室下には、13.1Lの大容量サブウーファーもインストールされる(撮影:三木宏章)

EVでは音の発生源が限られることから、スポーツ走行時の迫力に欠けるという意見もある。そこで、こうしたサウンドシステムが登場したわけだが、Super-ONEのそれはV8のドロドロ感と、V10特有のハミングがミックスされたような芯を食う重厚な音域で、Super-ONEの全域トルクフル(162N・m)の走りにドンピシャだ。

試乗前にアクティブサウンドコントロールの説明を伺った際は、「VTEC高速モードのような飛び抜けた音域」を想像していたが、EVは瞬間的に立ち上がる駆動トルクが美点のひとつだけに、乗ってみれば、こうした腹に響かせるような重厚さがしっくりくるのだな、と感心した次第。

低重心化により安定感が増したハンドリング

Super-ONEのサーキット走行シーン(撮影:三木宏章)

肝心のハンドリング性能は、筆者の想像から30%増し。N-ONE e:から採用のクイックレシオの電動パワーステアリングはドライブモードに連動していて、NORMALだとアシスト量が多めで軽さが気になったが、BOOSTではアシスト量が変更され手応えが増し、施された専用セッティングの足回りとの連携がよりスムースになった。

とくに握り拳1つぶんの動きに対して従順に反応してくれる。かといって機敏過ぎることもないから、たとえば滑りやすい路面であっても安定感はそのまま。ここは重量物である29.6kWhの二次バッテリーは車体中央に置かれ、されに低重心化されたことの効果も大きい。

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