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叱られると「反発してしまう人」と「受け入れられる人」の決定的な違い――ハーバード准教授が教える自尊心の本質

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オーナーシップとは?
現代社会では、オーナーシップを持ちにくいといわれています(写真:webweb/PIXTA)
  • 内田 舞 小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長

INDEX

「ジェンダー=男女の不均衡」がいまだ根深い日本社会。家庭内労働の偏り、賃金格差、そして性加害事件まで男女間の不正義は再生産され続けている。その背景にある、無意識の偏見と社会の構造に迫ったのが、ハーバード大学准教授で医師の、内田舞氏による新刊『ジェンダー・ジャスティス 社会の無意識が生み出す性と権力の構造』だ。
第3回は、パワハラやセクハラ、勾配のある権力関係のなかでも自分を手放さない考え方を伝授する(同書より一部抜粋・編集してお届けします)。

「オーナーシップ」とは?

「オーナーシップ」は、心理学や精神医学の分野でもよく使われる言葉で、直訳すると「所有権」という意味になります。「自分のことは自分で決定して、その結果も自分で受け止める」という概念です。

もし、自分がパワハラやセクハラなど理不尽な状況に陥ったとき、その状況に対して「ノー」と言えるようになるには、このオーナーシップを持つことが求められます。

しかし、残念ながら現代社会は、オーナーシップを持ちにくい状況といえます。

他者の采配によって行動せざるを得ない環境が多く、他者の評価軸は無視できず、上から言われたことをただこなすことを求められたり。本当は自分でコントロールできる場所でさえも、オーナーシップを持てなくなってしまっているように感じます。

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【知り合いの女性に起こったこと】

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